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アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。

土曜日の夜はStudio Leafさんでのギターレッスンでした。
レッスン終了後もギターのテクニックやフレーズの話が止まらなくなってしまって、ついつい話し込んでしまって...(笑)。

アコースティックギターって開放弦(何も押さえずに弾く弦のこと)を上手く生かして美しい響きを奏でることが出来るんですよね。
そんな話をしていると...、いやいや、ここでもまた話が止まらなくなりそうなのでこの話題はまたの機会に。


さてさて、今日は先日からのシリーズ物『Left-Hand Fingering Method』の第3弾をお届け致します。

第1弾では人差し指、第2弾では人差し指・小指をフレットから離さずに他の指を動かすメソッドを行いましたね。



今回の第3弾は「人差し指&中指」、「薬指&小指」と2小節ごとに4つのパターンで構成されたフレーズをご紹介します。

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それでは各ゾーンをダイヤグラムで見て行きましょう。

まず①のゾーンでは『人差し指&中指キープ』で薬指・小指を動かします。
C/Gのフォームを押さえた際の5弦はミュートしておく弦です。
他の弦を鳴らした時に共振しないように、6弦/3フレット目を押さえた薬指の腹を少し寝かせて軽く触れておくと消音できます。

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続いて②では『薬指&小指キープ』で人差し指・中指を動かします。
C/Gは①で出て来たのと同じコードですが、キープしている指は『薬指&小指』とここでは変わっています。


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そして③では再び『人差し指&中指キープ』で薬指・小指を動かします。
それぞれの指の距離感が微妙に変わって来ますので、何度も繰り返してそれに慣れて行きましょう。

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最後の④のゾーンでは以下の3つのコードで展開しています。
コードの流れは「Gsus4 ⇒ G ⇒ Gadd9 ⇒ G」。
フォームに慣れるまでは焦らずにゆっくりのテンポで均等のリズムになるように練習してみましょう。

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上記ダイヤグラムのいずれのフォームにおいても、フレット上に白抜きの文字で書かれた黒丸の表記がキープする指です。
またRの文字で記された弦はそのコードのルート音、●はオンコードのベース音となります。

コードチェンジの際のポイントとしては、左手の親指の位置があっちこっちに動かないようにすること
中心軸をしっかりと取ってバランスの良い押さえ方をするようにしましょう!


今日のメソッド、皆さんのギターライフにおいて何かお役に立てれば嬉しい限りです101.png
ぜひぜひチャレンジしてみて下さいね169.png



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by robu-happy | 2019-02-17 01:46 | ブログでミニレッスン | Comments(0)
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(※写真と本文の内容は全くと言っていいほど関係ありません。)


こんにちは、アコースティックギターリストの矢野サトシです。

今朝は冷え込みましたね。

僕も目が覚めた瞬間、

「ベッドから出たくない~っ!」

と思ったのですが、起きるしかないので(笑)思い切って窓を開けたら...。

その気分とはウラハラに、この季節特有のシンとした空気が部屋の中に流れ込んできました。

5~10分くらい窓を開け放し部屋中の淀んでいた空気が入れ替わると、僕の心も嘘みたいに軽くなってスゴク元気に!!

換気って部屋の空気を入れ替えるだけでなく、心の中の淀んだ空気も入れ替えてくれるんですね!



さてさて今日は昨日に引き続きまして『Left-Hand Fingering Method』の第2弾をお届けしたいと思います。
その第1弾では人差し指を離さずに他の指を動かしていくというフレーズをご紹介致しました。




今回はそれに加えて小指も動かさずにフォームチェンジを行っていきます。



さて小指というと、皆さんはギターを弾く上でどのようなイメージをお持ちでしょうか?



ちなみに僕がギターを弾き始めた頃に持っていたイメージは、

「なんで思うように動けへんねんっ!」

なんて心の中ではバリバリの大阪弁で吠えておりました(笑)



そもそも小指って普段の生活で物を掴んだりというような動きはあまりしませんよね。
また親指・人差し指・中指がそれぞれ単独で神経を持っているのに対して、
薬指と小指は一つの神経を共有しているので、前者の3本の指に比べると脳からの指令は少し遠いところにある感じもあります。

つまり薬指と小指は、親指・人差し指・中指の補佐をする役割を持つ指とも考えられますよね。


ただね、ギターを弾く際には何故5本の指を使うのでしょうか?


それは、練習をすればきちんと言うことを聞いてくれるからなんですよね101.png


ということで少し強引なフリでしたが(笑)、それでは今日のメソッドです!


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昨日と同じくコードダイヤグラムも載せておきますのでご参考になさって下さい。

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2弦/1フレット目の人差し指と1弦/3フレット目の小指をキープしたまま、ゆっくりのテンポで丁寧にフォームチェンジして弾いて行きましょう。
キープすう指はダイヤグラムでは白抜きの文字の黒丸で表記しています。
今日のフレーズは小指も合わせてキープですので、昨日よりも更にフォームのバランスが大切になって来ます。
また実際には弾かない弦も、上記のダイヤグラムでは押さえるフォームになっています。
難しい方は押さえなくても構わないのですが、可能な方は弦の共振による不協和音をなくすため、出来るだけ上記のフォームの通りに押さえてみましょう。

今回のメソッド、皆さんのギターライフのお役に立てれば嬉しい限りです。
ぜひチャレンジしてみて下さいね101.png



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by robu-happy | 2019-02-12 22:00 | ブログでミニレッスン | Comments(0)
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こんにちは、アコースティックギターリストの矢野サトシです。

今日はギターでコードフォームを押さえる際、それぞれの指を独立して動かすメソッド『Left-Hand Fingering Method』をご紹介したいと思います。
まずその第1弾として、今回は人差し指とその他の指の分離について。

人差し指と言えば、普段の生活において物を掴んだりつまんだりする際に、脳からの指令が一番届きやすい指ですよね。

ギターを弾く上においても一番動きやすい指かと思います。
ただ、コードチェンジをする際に、他の指を動かしているつもりが、人差し指も一緒に動いてしまう、なんてご経験がある方も少なくはないのではと思われます。

そんな訳で、今日のメソッドは

『人差し指はポジショニングした場所から離さずに、その他の指を動かすこと』


では、そのメソッドを具体的に説明して行きましょう!

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楽譜だけでは、判り辛いかと思いますので、コードダイヤグラムも合わせて載せてみます。

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上記のダイヤグラムの人差し指のポジションに注目してみて下さい。

8つの全てのコードフォームにおいて、いずれも2弦/1フレット目にポジショニングされている事が判るかと思います。

お気付きの方もいらっしゃるかと思いますが、これは人差し指を2弦/1フレット目から離すことなく他の指を動かして行くメソッドなんです。
ちなみに最後から2小節目のDm7/Gは直前のDm11のフォームにおいて単独で2弦のみ押さえていた指を離さずにそのまま寝かせて小セーハをしてあげます。

人差し指を動かさないようにフォームチェンジするコツは、どのコードを押さえるにしてもフレットから見て裏の親指で支えている側の中心軸のバランスを均等に保ってあげることです。
コードチェンジする度に親指が動いている場合は、軸が定まっていないことが考えられますのでその際はゆっくりと修正しながら練習してみて下さい。

この動きがマスター出来ればコードチェンジにおいても良い変化が見えて来られるのではと思います。
それぞれの指を独立して動かすメソッド、まずは動かしやすい『人差し指を離さずに』からチャレンジしてみて下さい101.png


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by robu-happy | 2019-02-11 20:33 | ブログでミニレッスン | Comments(0)
こんばんは、アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。

さてさて、以前このブログで書いた『朧月夜(ギター・ソロ)-Vol.1』の続編のコラムを書きたいなと思いつつ...。
前回のコラムを書いた日付を見てみると、

2018年 03月 03日

何と1年近くも放置しておりました(笑)




ま~、僕自身割とマイペースな性格をしておりまして(笑)、その辺はご容赦を。


ということで、今日は『朧月夜(ギター・ソロ)-Vol.2』をお届けしたいと思います。
今回のコラムでは1コーラス目のフレーズ、メロディを解説してみます。

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それでは改めまして、曲のKeyとカポの装着位置について。

◇Key=C
◇レギュラー・チューニング
◇5カポ

で演奏しています。
※Key=Cですが、5フレット目にカポを装着してGコードで展開していくため、五線譜は#が一つの記載になってます。

特に複雑なフォームは使用していませんので、コードの流れさえつかんでしまえば難易度はさほど感じないのではと思われます。
ただ、その分平べったい演奏になりやすいので、ひとつひとつの音を大切にして感情を込めて弾いてみて下さい。
コードチェンジの際は出来るだけ音切れを少なくすることもポイントです。
またメロディライン(音符のハタが上向き)が際立つように低音の伴奏部(音符のハタが下向き)とのメリハリもしっかりと付けてみて下さい。


◇コードフォームの押さえ方について◇
・2段目/1小節目
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・3段目/B1パート/1小節目
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・3段目/B1パート/2小節目
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・4段目/2小節目
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僕の演奏している音源を貼り付けておきますので参考までにお聴き頂けましたら幸いです。
※楽譜の記載は音源の演奏通りでない箇所がありますのでご容赦下さい。
ぜひぜひ皆さんのレパートリーに加えてみて下さいね101.png



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『矢野サトシ・アコースティックギター・レッスン』各教室で開催しております。
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by robu-happy | 2019-02-04 23:55 | ブログでミニレッスン | Comments(0)

DADGADチューニング②

アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。
いつも僕のブログをご覧になって頂きありがとうございます。

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さて今日はタイトルにもある通り、先日の『DADGADチューニングのコラム』の続編です。

ちなみに前回のコラムでは、

・開放弦でのチューニングの仕方
・ローポジションでの音階の位置

についてお話しさせて頂きました。
今回はそれに基づいて、

DADGADチューニングのカデンツァ(スリーコード)

について考えてみたいと思います。


前回に引き続きKey=Dでお話を進めてみたいと思います。
それではKey=Dのカデンツァを五線譜(リズム譜)で記してみます。

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これをレギュラーチューニング(6弦から/EADGBE)で弾くと、コードフォームは以下の通りとなりますね。


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では、これをDADGADチューニングで弾くと...。


その前にローポジションの音階の位置について少しおさらいしておきましょう。

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上記のフレットボードに書いている音名は欧米での名称になってます。
参考までにこれを和名に直すと下の表の通りとなります。

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それではカデンツァの3つのコードが、それぞれどのような和音構成になっているのか見てみましょう。

・Dコード・・・D(レ)、F#(ファ#)、A(ラ)
・Gコード・・・G(ソ)、B(シ)、D(レ)
・A7コード・・・A(ラ)、C#(ド#)、E(ミ)、G(ソ)

で記した音名はそれぞれのコードにおけるルート音(根音)です。
原則としては、このルート音(根音)ボトムにして和音を鳴らしてあげると一番安定した響きになるということなんです。

このような仕組みになっている事が判れば、自分でコードを作り出す事が出来るという訳なんですね。

この仕組みを踏まえて先述のレギュラーチューニングでの楽譜をDADGADチューニングのフォームに置き換えてみました。


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先ほどの音階ポジションのフレットボードの図と照らし合わせてみて下さいね。
ちなみにダイヤグラムのRと書いてある弦がそれぞれのコードのルート音となります。

お手元にギターがある方は実際にこのフォームで鳴らしてみて下さい!
レギュラーチューニングでの響きとはまた違って、中々面白い響きになってますね。


ここに挙げたフォームはあくまで一例です。
和音構成と音階のポジションを見ながら、ぜひ独自のコードフォームを考えてみて下さいね。




by robu-happy | 2019-02-02 23:05 | ブログでミニレッスン | Comments(0)

ドロップDチューニング

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アコースティックギターリストの矢野サトシです。
いつも僕のブログをご覧になって頂きありがとうございます。

さて前回のコラムではDADGADチューニングについてお話しさせて頂きました。
ただオープンチューニングに行くにはまだちょっと・・・、と言う方もいらっしゃるかと思います。

ということで今日は最も簡単に出来るオープンチューニング『ドロップDチューニング』についてお話ししてみようかと思います。

お聞きになられたことのある方も多いかと思いますが、その方法はレギュラーチューニングの6弦(E/ミ)を1音下げて(D/レ)にするだけです。
1~5弦はレギュラーチューニングと同じです。

それを踏まえて簡単に実践出来るコードフォーム及びカデンツァ(スリーコード)についてお話ししてみようかと思います。
それでは早速カデンツァのコード進行を見てみましょう。

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判りやすいところで、1小節に4分音符を4つダウンストロークで弾くパターンを記してみました。

これをレギュラーチューニングで弾いた場合、それぞれのコードフォームは以下の通りとなりますね。
(お手元にギターがある方は一度弾いてみて下さい。)

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ギターを弾いたことのある方ならば、割と馴染みのあるフォームばかりだと思います。

ではここで登場する3つのコードのルート音をそれぞれ見て行きましょう。

D・・・4弦0フレット(レ)※5,6弦は弾かない。
G・・・6弦3フレット(ソ)
A7・・・5弦0フレット(ラ)※6弦は弾かない。

※ルート音についての詳しい内容については、
『コードストロークを上手く聴かせる方法』
『各コードのルート音を覚えよう!!』
をご覧下さい。

Gは6弦から、A7は5弦から弾くのである程度の音の厚みは出せるかと思うのですが、Dは4弦から弾くコードにて前者の2つのコードに比べて少し薄っぺらく感じたことのある方は多いかと思います。
僕もその昔、ギターを始めてからの数年間、そのことで「何とかならないかな?」と思っていた時期がありました。

実はそれを一気に解消する方法が『ドロップDチューニング』なんです。

ではここで6弦を(D/レ)の音に下げてみましょう。

これで『ドロップDチューニング』が完成です!!

さあ、6弦をDに落とした状態で下記の楽譜の通りにフォームを押さえて音を鳴らしてみましょう!!

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Dコードの音が中々分厚くなっていませんか!!

ストローク、アルペジオの弾き語りでやってもいいし、ちょっとアレンジ出来る方なら面白いインストも作れるのではないかと思います。
難しく考えずに、気楽に遊びながらやってみて下さいね101.png

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by robu-happy | 2019-01-28 01:19 | ブログでミニレッスン | Comments(0)

DADGADチューニング

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こんにちは、アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。

今日のコラムはオープンチューニングについて。


近年のアコースティックギター・ミュージックは、ギターインストのみならず弾き語りにおいてもオープンチューニングが多用される時代になりましたね。
僕も長年ギター・ミュージックに携わっていますが、現在はオープンチューニングに関する楽譜や書物もかなり出版されていて、昔に比べると敷居もかなり低くなってきたようにも感じています。

という訳で、今日はその中でもポピュラーな『DADGADチューニング』についてご紹介してみようかなと思います。



『DADGADチューニング』と聞いて真っ先に浮かぶミュージシャンはフランスのギターリスト、ピエール・ベンスーザンさん。
このチューニングを自由自在に操る、まるでレギュラーチューニングで弾いているかのように演奏されるギターリストですね。

またアイリッシュ、ブリティッシュフォーク系においてもこれを多用するミュージシャンが数多くいらっしゃいます。
ブリティッシュフォーク界の巨人デイビー・グレアムさん、またペンタングルのギターリストとしても活躍されたバート・ヤンシュさんも有名どころで数え上げれば限りありません。


僕も自分のオリジナル『Wild on wild』『River』といった曲でこのチューニングを使って弾いていますので、ご参考までにお聴き頂ければと思います。





さてそれでは、今日の本題。
まずその根本となる開放弦でのチューニングはどうなっているのでしょうか?




DADGADチューニング』と名付けられている通り6弦からの音名がそのまま並べられています。
判りやすいですね。


レギュラーチューニングとの違いについて纏めてみました。

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3,4,5弦はレギュラーと同じ、1,2,6弦を通常より1音下げればチューニング出来ることが判りますね。
近年では比較的安価で精度の良いチューニングメーターも市販されているので、初めての方でも簡単にチューニング出来るのではと思います。

またご自身の耳でチューニングするのであれば、5弦/A(ラ)の音を基準として、以下の図のそれぞれ矢印で結んだポジションが同じ音になるように合わせればOKです。ハーモニクスのポジションを覚えることも出来るので、ぜひ一度チャレンジしてみて下さいね。

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今日のコラムの終わりにスケールポジションを載せておきたいと思います。
『DADGADチューニング』は開放弦が『Dsus4』の和音になっているので、今回はその入り口として『Key=D』のスケールで表記してみました。

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ぜひ一度お手元にあるギターで『DADGADチューニング』の響きを楽しんでみて下さいね。


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by robu-happy | 2019-01-26 12:44 | ブログでミニレッスン | Comments(0)
アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。
今日のコラムは『ギター周りの小物』について。
前回に引き続きブログでミニレッスンの番外編です。

皆さんはギターを弾く際に普段使いする周辺の小物について、こだわる方、それともこだわらない方ですか?

僕自身はどうかと言われると、明らかに「こだわり派」です。
というか、良い音を出したいという気持ちに比例してこだわるようになってきた、と言った方が正しいかもしれません。

「えっ、サウンドと小物って関係あるの?」

純粋な疑問が生じる方もいらっしゃるのではと思われますが、実はこれが大アリなんです。


ギター周りの小物と言えば、カポ、チューナー等々演奏する際に普段使いしているもの。
使い辛いと感じてはいながらも、何となくずっと使っている。
例えばそれを使いやすいもの、また使っていて心地よく感じられるものに変えてみるとどうなると思いますか?

判りやすい例でお話ししてみましょう。
例えばチューニングメーター。

今使っているものはとりあえずチューニングは出来るがインジケーターの反応はイマイチ。
若干のストレスは感じるものの壊れてないし、ギターを買った時にもらったものだし何となく使ってる

しかしここ近年では価格帯が押さえられて精度の良いチューナーが沢山出ています。
判らないことは店員さんに訊けば、親身になっていいものを教えてくれます。
楽器屋さんに行って、安くても良いから自分の目で見て自分で選んでみると...。

たかがチューナーですが、楽器を演奏する際においてはこのチューニングが最も大切なことなんです。
同じ楽器でもきっちりチューニングされていないものは、いくら高度なテクニックで演奏したとしても気持ち悪く聴こえてしまうんです。
逆にピタッとチューニングされた楽器は、それが例え難しいことをしていなくても聴いている方の心にグッと来るんです。

また自分の中のストレスを最小限に抑えることも、質の良い演奏につながります。
というのもギターのサウンドって、その時の心の在り方に大きく左右されるからなんです。

たかがチューナーを変えただけでこんなことだって起こり得るんです。

これが「ギターサウンドと小物の関係性」なんです。

ギター周りの小物はその他にもざっと挙げると。

  • カポタスト
  • ピック
  • スペア弦
  • 弦切り用のニッパー
  • シールド等々

他にも沢山あるかと思いますが、まず一般的なところではこんな感じではないでしょうか。

使いやすいカポはワンタッチでしっかり装着出来たり微調整が出来たりする。
スペア弦に関しても、種類によって音が変わる。例えば練習用は低価格の物、ライブ用は少し良い物などで使い分けたりするのもひとつの考え方。
弦切り用のニッパーは普通の工具用のものと違って固い材質である弦を切っても刃こぼれしにくい。
シールドは見た目や長さが同じように見えても、線材やジャックの質などによって音質や価格が変わって来ます。

ちょっと身の回りを変えるだけで何だか居心地が良くなる気がしませんか。

そうは言っても前回のコラムでもお話しした通り、高価なもので身を固める事が全てではありません。
予算内で買える範囲のもの、また使っていて心地の良いものを選ぶことが大切なのではと思います。

カポタストやチューナーは楽器店によっては、パッケージから出して展示しているところもあるので、実際にお店に足を運んで手に取って見ることも良いかもです。

また給料日前で今は...。
という状態なら、ピック1枚から始めたって良いと思います。
たかが100円、されど100円。
自分に合った使いやすいピック1枚を真剣に選ぶのもちゃんと良いサウンドにつながります。


このように普段使いの物を心地良く使っていると、その心の状態が音になって表れてサウンドに変化も生まれてきます。
  ↓
サウンドに変化が生まれると演奏の表現力が変わります。
  ↓
その表現力に変化が生まれると、聴きに来て下さった方に感動を与えることが出来ます。
  ↓
聴きに来て下さった方に感動を与えることが出来ると自分が変わります。
  ↓
それが何よりも『自分を大切にする』ということにつながります。


結果を考えず今自分が出来る最大限のことに取り組んだ先には、今とは違う思いも寄らなかった自分とギターサウンドに出合えるかもしれませんよね。

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100均ショップで丁度良いサイズのケースがあったので、これにまとめて収納しています。


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by robu-happy | 2018-11-07 20:52 | ブログでミニレッスン | Comments(0)

ギターの選び方

アコースティック・ギターリストの矢野サトシです。

さて、皆さんは新しいギターを購入する際、どのような基準で選びますか?
僕自身、ギター講師をさせて頂いてることもあり、これについては教室の生徒さんからもよくご質問を頂きます。

例えば、僕のアドバイスとは別に一般的な基準を挙げてみると・・・。

  • ギターの形や色、デザイン
  • 予算内で買えるもの
  • 抱えやすい、またネックの形状が握りやすいこと
  • フレットが押さえやすい
  • 有名メーカーのギター
  • 価格は問わずとにかく音が良いギター
  • 予算内で買えるもの
  • ヴィンテージもの、年代もの、稀少品
  • 限定品
  • 好きなギターリストのシグネチャーモデル
  • 楽器店の店員さんが薦めてくれたもの

条件を挙げて行けばまだまだ出てきそう。
キリがないですね(笑)

では僕ならどうなのかと言えば、上に挙げた条件はとりあえず全て当てはまります。
ただ、それ以前にひとつ外せない条件があります。
それは、

「そのギターが自分の好みで、持った時にワクワクするのかどうか!」

ということなんです。
これが無い限りはいくら良い音のするギターを手に入れたとしても、僕は弾かないと思うんですね。


では自分の好みで選んだギターならどうなのか?

家に持って帰ったらすぐに弾きたくなる。
   
すると奏でたその音にワクワクする。
   
ワクワクするから夢中で長時間弾いている。
   
好きなギターを弾いているから知らない間に色々練習している。
   
どんどん上達する。
   
そのギターで自分の好きな曲を弾いてみたくなる。
   
次の日にまた弾きたくなる。

これだけのことを繰り返すとどうなると思いますか?
間違いなく上手くなりますよね101.png
気持ちはもう上しか見えてないですから。


ちなみに僕の場合は、と言いますと。
ギターを始めて7~8年くらいの頃でしょうか。
社会人になりたてで、当時勤めていた楽器店のショーケースに置いてあったギターにどうしても惹かれてしまいました。

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それがこの写真で僕が弾いているUSA/Ovation社製の1768-X。
最初は一つ下のクラスのモデルを買うつもりにしていたのですが、当時の先輩から、

「同じ高いギターを買うのなら、そんなに値段は変わらないからこっちにしといたら!」

と教えてもらったのがこのモデル。
実際にそう言われてこのギターを見てみると、他のモデルがもう目に入らないくらい一際輝いて見えました。
※Top材の周りにアバロン貝の装飾がキラキラ光っていますが、ここではオーラを放っていた、という意味ですので(笑)

しかも予算的にも十分OKだったこともあり、今にして思えば絶妙のタイミングで出合ったギターでした。
購入したその日から、家に帰ってから弾くのがもう楽しみで楽しみで169.png

ちなみに後から知ったことなのですが、これは当時アコースティックミュージック界で人気のあったBAHO(Charさん&石田長生さんのデュオ)のアルバムで使用されていたのと同じモデルだったんです。

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またこのモデルは後に、僕にとってはライブ活動を始める際にその扉を開いてくれたギターでもありました。
まさしく運命を変えてくれた忘れられない1本ですね。


さて、横道にそれたお話を元に戻しましょう。
よく「良いギターを持つと上達する」と言いますが、それは決して高価なギターのことを指しているのではないのです。
そのギターの形状やデザイン、サウンドがどれだけ自分の好みなのか、自分にとってどれだけ心地よく弾けるのか、が大きく左右されるようにも思います。

もちろん高価なギターになればなる程、良いサウンドを奏でる上でのポテンシャルは多分に秘めています。
予算内でそれを入手出来る条件が揃っているのなら行くべきだと思います。
そうは言ってもみんながみんな、そんな高価なギターを買える訳ではありませんよね。

けど限られた予算内で出来る限り自分の好みのギターを見つけることは出来ます。
その上で今日のブログの最初の方で記した選ぶ基準の中で自分でピンとくる条件を取り出せばいいのです。

そんな方法でオーラを放った1本が見つかるのかって?

音楽の神様はしかるべきタイミングで、しかるべき1本をすごく判りやすい形で教えてくれるんです。

それはフラッと立ち寄った楽器屋さんで見つけるかもしれません。
思いも寄らない場所でたまたま手に取ったギターかもわかりません。
そんな風に出合ったギターが運命を変える1本になるかもしれません。

あとは出合ってからのお楽しみ、ということで101.png
皆さんがワクワクして弾ける、良いギターに巡り合えますように169.png

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by robu-happy | 2018-11-04 22:23 | ブログでミニレッスン | Comments(0)
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こんにちは、アコースティックギターリストの矢野サトシです。

今回はブログでミニレッスンと謳いながらも、ここ数日とはちょっと違う角度から切り込んでみたいと思います。


そのテーマは、
フレーズの精度が飛躍的に上がる時

こんな奇跡的なこと。
これって皆さん、どんな時に起こると思われますか?

例えば、

  • 何度やっても同じところで間違ったり止まったり
  • 何百回、何千回練習しているにも関わらず弾けるかどうか不安が消えない

などなど、皆さんにもご経験があるかと思います。

普通に考えたら「何度も何度も地道に練習を繰り返す」ことが一番だと思いますよね。
しかし、それよりももっと近道で一気にそのループを抜け出すきっかけを作り出すことが出来るんです。

そのループを抜け出す最高の方法は・・・。

「その曲が今現在どんな完成度であれ、それを今出来る限りの形でライブで演奏すること」

なんです。
その代わり、失敗することも含めてそのライブで起こったことは否定せずにただ全て受け止めること
これが絶対条件です。

ちなみにミュージシャンってね、派手に見える反面、

「ステージ上ではカッコ悪い姿を見せたくない」

という、とにかくデリケートな人種なんです(笑)

そんなメンタルを持ったミュージシャンがステージ上で失敗したらって思ったら・・・。

何だか想像するのが怖いですよね。


ただ人間って不思議なもので「絶対に見たくない!」って思っていたものを見たら、その瞬間にそれは終わり、「失敗したくない」って気持ちを手放したら勝手に上手く行くもの。
つまり「失敗したくない!」からキチッと弾けるようになるまでライブはしない、と思ってそれを握りしめていたら奇跡的なことは起こらないままなんですね。


僕自身もこれを自分で経験したことがあります。


ソロギタリストとしてプロのキャリアをスタートした2006年のライブ。
ステージ上では僕が弾くアコースティックギター以外に楽器はありません。
演奏をミスったらお客様が知らないオリジナル曲であってもすぐに判ってしまいます。
もちろんソロギターでの初めてのライブなので緊張感も底知れないものでした。

ただそんな中、いきなりやってしまったんです。
ライブ数日前に完成した出来たての『River』というオリジナル曲でした。

出来立てということもあり、フレーズも覚えきっていなかった不安もかわしながら、曲もエンディング近くまで来てあと少し、というところ。
そこまで気持ち良く弾けていたのに最後のワンフレーズでスケールのポジションミスをやってしまったんです。

お客様も本当に気持ち良く聴いて下さってたのに最後に演奏で裏切ってしまった。
当時のコラムでは詳しくは書けなかったのですが、そんな想いが強く残る、苦いファーストステージになってしまいました。


自分の中では一番見たくなかった部分。
ただそれを見たら全部ダメになった訳ではなく、むしろそこから新しい何かが始まりました。
それも奇跡的なもの。

僕にとってはあのステージが、その後の自分を飛躍的に伸ばしてくれたように思います。

今も胸に残るのは「何千回の練習よりも1回のステージ」

もしご自身の演奏が壁に阻まれていると感じているのなら、あの時の僕のように「一番見たくない」と思っていることを「どんなことがあっても受け止める覚悟で」勇気を持ってやってみられると良いと思いますよ。
その道は必ず通じているはずですから(^^)

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by robu-happy | 2018-10-29 00:38 | ブログでミニレッスン | Comments(0)

音楽の話から日常の出来事まで


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