今年の春に発症した左顔面マヒ。
昨日の朝、鏡を見てふと笑顔を作ってみたら、左半分も右側と同じように微笑んでる。
確実に動いてる!
この2~3か月、耳の奥の神経が繋がろう、繋がろうとして頻繁に動いている感触はあったのですが、それが表情に表れたのは発症してから初めてのこと。
当たり前に動いていたものが、いきなり動かなくなった数か月を経てそれを取り戻した時、その動きが例えほんの少しだけだったとしても大切なものはずっとここにあったんだなと感じます。
こんなにも、こんなにも、いつも近くにいてくれたんだ、と。
また発症したことが最悪だったのかなと振り返ってみると、決してそうではありませんでした。
- 療養期間にギターを沢山弾く時間が出来て、自分が本当に進みたい音楽性の方向を見つめなおすことが出来たこと。
- 得意ではないと思っていた料理を楽しんでいると、知らない内に外食が減った事。
- 睡眠をしっかり取れるようになったこと。
- 長年眠っていた要らないものを結構処分出来たこと。
- 太陽の光を浴びる時間が増えたこと。
- 信号のない横断歩道に差し掛かった時、車が止まってくれることが多くなった。
などなど、些細なことから大きなことまでその他にも沢山変化がありました。
それまでも色々と結構楽しかったのですが、同じことをしていても周りの景色が更に数段階色鮮やかに感じるようになったとでも言えば判るでしょうか。
そんな中、取り戻した笑顔は一層強力に僕を後押ししてくれているかのように感じます。
「笑顔を取り戻した日」に僕は空から両手では抱えきれないほどの沢山のプレゼントをもらったみたいです。