先日、約25年一緒に過ごしたギターを手放しました。
そのモデル名は『Martin MC-28SQ』

以前、僕のHPのトップページの画像で手にしていたのはこのモデルです。※今は違う写真がトップページになってます。
吹田市在住の
戎谷進さんに描いて頂いた鉛筆画は1枚目の写真がモチーフになっています。
それにしても本当に長い間、良いサウンドを鳴らし続けてくれたな~と感謝の気持ちばかり。
時は遡って今から26年前の1992年のこと。
このギターを手にするきっかけとなったのは、今はウクレレ奏者として有名なIWAOさんが、まだシンガーソングライター「山口岩男」さん名義で活動されていて、その頃にリリースされた
『Acoustic』という1枚のアルバムを聴いてから。
このアルバムは、吉川忠英さんの美しいギターリフで幕を開けて、山弦(佐橋佳幸さん&小倉博和さん)のお二人、笛吹利明さん、内田勘太郎さんと凄腕ギタリストに加えて、キーボーディストの中西康晴さん、ヴァイオリニストの金子飛鳥さん、ハーモニカ奏者の八木のぶおさんと錚々たるメンバーとセッション形式で構成された聴き応えのたっぷりの1枚でした。
当時僕がよく聴いていた1枚だったのですが、もう一つ気になったのがジャケットに写っているIWAOさんの持っているギターの写真。
Martin社のギターであることは一目見て判ったのですが、モデル名が判らない...。
オーバルタイプ(横長の楕円形)のサウンドホールとカッタウェイタイプのボディシェイプ。
色々調べて行くうちに洋書のギター雑誌にこのギターの写真が載っていました。
モデル名は『Martin MC-28』。
もうその頃にはこのギターにゾッコン状態でした(笑)
すると、
梅田ナカイ楽器さんの当時あった阪急グランドビル店のショーウインドウでいきなりこのモデルの実物に出合えたんです!!
現在はもちろんのこと当時としても本当に珍しいモデルだったようなのですが、すぐに出合えたのは本当にビックリでした。
社会人になりたてのお給料からしたら中々の値段だったのですが、僕の中では迷うことなくGoサイン!
一目惚れの直感って結構凄いものなんですね!
このギターを手に入れてから沢山のライブや色々なシチュエーションで活躍してくれたのですが、弾く度ごとにどんどん良い音に成長してくれました。
何だか、いつも僕の味方でいてくれたんだな~って。
ただ、この2~3年は弾く機会も少しずつ減ってきました。
そして先日ついに手放す決意をした訳なんです。
新たに手にして下さった方は、このギターの音を気に入って下さったみたいです。
また新たな場所で幸せな音を奏でてくれたらな~、なんて思ってます。
僕にとっても長年愛用したギターを手放したことでまた新たなスタートを迎えられそうです。
最後の最後まで僕の味方でいてくれた『MC-28SQ』
長い間本当にありがとう!